MPX は、電力の全面自由化が実施された 2016
年に、三菱総合研究所の社内事業としてスタートしました。シンクタンク・コンサルティングサービスに留まらず、自らもビジネスを立ち上げて社会を変革していく。その方針のもと、自由化で先行する欧州のクオンツハウス“KYOS
Energy Consulting”をパートナーに迎え、三菱総合研究所が持つ日本の電力市場の知見を掛け合わせて、我が国初の電力取引向けフォワードカーブ配信サービスとして立ち上げたのが“MPX(MRI
Power Price
Index)”です。今では日本の電力取引を支える情報インフラに成長しました。
MPX はさらなるサービスの拡大を目指して、独立した組織の中で機動的に意思決定し、チャレンジに相応しい組織を作り上げるため、2022 年 10
月に三菱総合研究所からカーブアウトしました。自由化で先行する欧州では、実需の数倍にのぼる取引が行われ、先物、スワップ、オプション、燃料とのスプレッドなどのデリバティブ取引も活発です。日本でも欧州並みに活性化すれば、30~50
兆円の取引が見込まれます。これは、私たちのビジネスのポテンシャルとも言えます。
「Find Fair Value」 これが私たちのミッションです。
市場には、取引の場を提供するだけでなく、経営や投資判断のためのシグナルを発し、市場参加者間でリスクを最適化する重要な役割があります。そして、取引の目線となる価格指標が存在することではじめて正常に機能し、その役割を果たします。私たちの仕事は、市場参加者の共通の目線となる“公正価格を見出すこと(Find
Fair
Value)”です。散在するデータを統合し、市場の価格形成をモデル化することで、価格指標と取引判断のためのインサイトを提供しています。多様性に富む多くの企業の市場参加を促し、透明で流動性の高い電力市場の実現に貢献してきました。そしてこれからも、多様化し複雑化する取引に対して、より迅速に、創造的に新サービスを提供することで、安定した経営を支え、投資を促し、日本のエネルギーセキュリティ向上と脱炭素化の実現に貢献したいと願っています。
MPX
は、日本の電力取引向けデータプラットフォームの先駆者です。数理モデリング、プラットフォーム開発、サービス開発の各チームが高い専門性を持ち寄り、お互いに刺激し合いつつ協力して仕事に取り組んでいます。革新的なサービスのアイデアが日々生み出され、毎日がクリエイティビティに溢れています。電力市場の変革を先駆けるチームの中で、自らの専門性を活かしてサービス開発に取り組める成長の場が当社にはあります。
日本の電力市場のさらなる発展を目指して、自らの成長を求めて、世界に飛び出した私たちのチャレンジは始まったばかりです。
私たちの事業に魅力を感じ、ともに創業メンバーとして MPX を育て上げていく仲間のエントリーを心よりお待ちしています。
【新規事業企画・開発】
フロントランナーとしてビジネスを切り拓いていく仕事です。
【数理モデル開発|市場分析】
電力マーケットは数理モデルの宝庫です。